主に、伸縮管継手を製作するための図書（図面・要領書）等の作成を行っています。
案件毎に図書作成を任されるのですが、一般的な構造の案件なら1日程度、特殊構造な案件なら製造部や関係部署との打ち合わせを重ねる回数も多くなり、1カ月程度の作成期間を要する事もあります。
また、営業担当者と顧客との技術打合せに行くこともあります。伸縮管継手のSV（スーパーバイザー）として、設計した伸縮管の現地据付工事の際の据付指導や納入後の伸縮管、今後取替予定の伸縮管の寸法測定に行くこともあります。

伸縮管継手の大きさ・構造など顧客要求は様々です。それぞれの仕様に合わせて伸縮管継手を設計するのですが、幅広い知識・経験が必要となります。これまでに得た知識と経験や教訓、日々の業務で学んだ知識を活かして、顧客に御満足いただける製品が納められるように、様々な視点で検討しながら設計図書を作成する事にやりがいを感じます。
工場と事務所が近いので、材料が入荷し溶接で組み立てられていき出荷する迄の一工程毎を直接見ることが出来ます。自分が設計した特に複雑な構造の伸縮管ともなると、無事に完成出荷された時に安堵と達成感が得られます。更にその製品をSV として現地で取り付けられるところに立ち会い、無事に取付いた時の達成感はひとしおです。

誰が見ても分かりやすくて見やすい、各部署の様々な視点からでも的確でミスが起こりにくい図書を作ることです。諸先輩⽅の⻑年培ってきた技術力を引き継ぐとともに、新しい技術を取り入れることで更に成⻑したいと思います。
現在、後輩のOJT も担当しており、課題になりつつある図書作成のスピード感を改善するために、バックアップ体制の確保を意識して後輩育成に臨んでいます。