ベローズ形伸縮管継手 オクダソカベが製造する製品『ベローズ形伸縮管継手』をご紹介します。

• 自由形（SS形）

  ベローズの両端にパイプとフランジを取り付けたシンプルな構造の基本的な伸縮管継手で、低圧の配管ラインに使用されます。
  軸直角方向変位が大きい場合は、複式としてベローズ部を２個、使用して対応します。
  フランジの無いタイプも対応可能です。

  

• ロッド形（SF形）

  内圧が高い場合は、ベローズの変形を防ぐため、ベローズ両端部にガイドフランジとタイロッドを取り付けています。

  

• リング形（SC形）

  さらに内圧が高い場合は、ベローズの山間にコントロールリングを取り付けることにより、ベローズが変形するのを防ぎます。

  

• ユニバーサル形

  軸方向と軸直角方向の変位を同時に吸収することができます。
  軸直角方向のみを吸収する場合、内圧推力をタイロッドによって制限することでこの荷重は固定点には作用しません。
  
  消防危第20号性能評定品（可撓管継手）

  

• ヒンジ形

  単一平面の角変位を吸収し、固定点が完全に配置できない配管ラインの場合に有効です。ヒンジピンとアームを配置して、両端を束縛する構造となっております。これにより内圧推力を抑えて、ベローズを曲げるのに必要な力だけが固定点に作用します。単一平面上に２個または３個、組み合わせることで複合的に軸方向変位も吸収することが出来ます。

  

• ジンバル形

  ジンバルリングの90°の位置にジンバルピンとアームを配置して、両端を束縛する構造となっております。これにより内圧推力を抑えて、２軸方向の角度変位の吸収を可能としています。ジンバル形を２個、またはヒンジ形を１個、追加し組み合わせることで、複合的に２軸方向の変位を内圧推力の発生を抑えて吸収することが出来ます。

  

• 直管圧力バランス形

  内圧推力が固定点に作用しないため、強固な固定点が配置できない直線配管ラインに使用されます。直管圧力バランス形は伸縮のため本管側に２つ配置されたベローズの間に、内圧推力をバランスさせるため2倍の断面積を持つバランス側ベローズを配置して内圧推力の発生を抑えております。

  

• L形圧力バランス形

  直管部でスラスト荷重を発生させずに伸縮を吸収することが出来ます。直管圧力バランス形と比べて１方向へバランス側ベローズを配置出来るため、並列に配置された際、隣り合う配管との干渉を緩和出来ます。

  

• 曲管圧力バランス形

  曲管配管のエルボ部に本管側ベローズを配置し、エルボの背後にバランス側ベローズを連結させ、内圧推力を伸縮管継手内で相殺する構造となっています。
  本管側ベローズが複式の場合、より大きな軸直角方向変位の吸収も可能となります。

  

• ジャケット形

  流体が常温で凝固し固体となるもの、又は高粘度となる場合に熱を加えて流体の流通を良くするためにベローズが、内管と外管の二重管構造で内管側に製品流体が流れ、外管側に加熱流体が流れる構造となっております。

  

• 角形

  流角型ダクトに対応した断面形状であり、低圧の配管に適しています。軸直角方向変位が大きい場合は、複式を使用します。
  コーナーの形状はマイター形とラウンド形があり、ラウンド形は比較的大きな変位を吸収することが出来ます。OSKのラウンド形はコーナー付近に溶接継手がないので、より信頼性の高い構造となっております。

  

• 上下水道用　伸縮可撓管

  上下水道用に特化した伸縮管継手です。
  優れた耐震性、耐久性を持った伸縮可撓管でライフラインを守ります。
  溶接構造による高い気密性を有しメンテナンスフリーを実現しております。
  用途に合わせて様々な形式をご用意しております。

  

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