社員紹介 オクダソカベの働き方
社員紹介
PROFILE
Yoshida Yuki 吉田 雄貴
入社年:2013年
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製造部 (主任)
溶接士
今の仕事について
伸縮管継手を構成する部材の溶接業務を主に行っています。溶接は弊社の伸縮管継手を製造する過程で最も重要な工程と言っても過言ではありません。弊社で行う溶接業務では、より強度のある溶接が必要なため、溶接した表面だけではなく、溶接内部までしっかりと溶け込む溶接を行い、内外問わず溶接欠陥が発生しない様にしています。
また、製品に合わせて様々な部品を溶接して組み立てていきます。実際の作業では、何十メートルもある様な大きなサイズのものから手のひらに乗る様な小さいサイズのものまであり、その都度、方法や手順を考えて溶接します。中には取り扱いに注意が必要な部材などがあり慎重に作業し、品質の良い製品ができる様に心掛けています。
仕事の魅力・やりがいは?
溶接作業は目では見えない小さな欠陥との戦いです。溶接部の外観も重要ですが、伸縮管継手を配管後に溶接部から内部の流体が漏洩しない事が絶対条件です。自分が溶接した部分が溶接欠陥を発見するための放射線透過試験で合格する瞬間は毎回達成感を感じています。
また、溶接には熱によってひずみが伴ってくるので、それを考慮しながら様々な方法で調整して作業します。製作図面通りの形状を溶接して製作するためには頭脳と技術が必要なので大変です。
常に高品質なものづくりができる様に心がけ、やりがいを感じています。
これからの目標は?
溶接士として様々な溶接技能の資格を取得していきたいです。
私は、TIG 溶接・MAG 溶接・被覆アーク溶接を扱っていますが、材料など製品の条件によって様々な溶接法があります。各種類の溶接方法を各業界分野の法律ごとに資格を取得する必要があり、実技の練習や溶接と取り扱う材料の性質を学んだりするので自分の経験と知識の幅が広がります。
資格をたくさん取得すればその分携わる仕事が増え、更に会社が扱える事業分野も増え貢献できるのではないかと考えています。
入社した頃から成⻑を実感していることは?
工業科ではない普通科の高校に通っていたため、溶接の知識・経験がなく、入社前は不安に感じていましたが、入社後の研修期間にものづくりの知識を基礎から教えてもらいました。特に溶接研修では繰り返し溶接を行い、しっかり教えてもらった記憶があります。
現場の雰囲気が良く、わからない事や疑問に思う事を先輩に気軽に質問・相談ができるため、自分にはできないと思うことも先輩からコツや知識を聞いたりしてできるように練習しました。
ただやるのでなく、どうしたらいいのかを意識しながら実行することで溶接技量が身につきました。